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ユニバーサル南藤沢タワー image現代に求められる住宅・・・住む機械

ル・コルビュジエが住宅のことを「住む機械」と呼んだ時、そこには、住宅は不必要な装飾を排し、機能的で快適であれという意味が込められていました。伝統的なヨーロッパ建築の装飾過多の傾向への批判でもありました。権力や富の象徴としての建築ではなく、都市の勤労者の快適な住まいが必要であるというコルビュジエの主張です。それは20世紀の都市文明にとって必要な主張でもありました。

近代社会は、工業化と共に、都市への人口集中が起こり、慢性的な住宅不足は都市の勤労者の住環境を劣悪なものとしていたからです。日本も例外ではありません。戦後長く、都市の住環境は劣悪でしたし、住宅問題は様々な角度から常に論じられてきました。

現代の日本においては、居住スペースとしての都市の住宅問題はすでに解決しています。むしろ供給過剰の傾向すらあり、賃貸住宅では空室問題の方が深刻です。少子高齢化の進む中で、人口減少社会に突入した日本で、これ以上の住宅供給は不必要であるばかりか、資源の無駄遣いともいえるかもしれません。

もし従来と同じ様な住宅を今後も供給し続けるとしたら、それは間違いなく資源の無駄遣いになるでしょう。ここで視点を変えてみましょう。私達は現在、自分の住む住宅に満足しているでしょうか?もし満足しているなら、私達は新しい住宅の供給を必要としていないことになります。量的には、もう十分、余るほどあるのですから・・・

実際には、私達日本人は、まだまだ、住宅に対し満足を追求する余地があるのではないでしょうか。例えば窓や壁の結露、寒い日にはやむをえないことだと、あきらめるしかないのでしょうか。外断熱構造や複層ガラスを採用すれば、状況は大幅に改善します。子供やお年寄りのいる家庭では、台所のガスは怖いものです。ガスコンロをIHクッキングヒーターに替えれば、安全に効率良くお料理が作れます。

駅に近い利便性は誰もが住宅に求める条件です。しかしプライバシーと安全が確保されなければ、都市の快適さは味わえません。そこでセキュリティーシステムの充実が求められます。エントランスにオートロックシステムを採用しても、人が外部から簡単に侵入できる構造では意味がありません。住宅は構造自体が外部からの侵入者を拒絶できなければいけません。また、鍵は紛失や盗難に遭った際は、すぐに無効にできなければいけません。現代日本には、それを可能にする科学技術があります。
バリアフリーの構造は、より多くの人に、快適な行動の場を与えることができます。ベビーカーや車椅子、買い物カートなどの移動に便利なため、子育てにも、看護や介護にも、買い物にも便利なのです。何かのためというより、誰が使っても便利なのがユニバーサルデザインなのです。

ル・コルビュジエが掲げた「住む機械」というコンセプトは、オール電化住宅に至って、本当に住宅が「住む機械」になりました。そして今や、住宅は最大の「家電製品」になるのかもしれません。

ユニバーサルソフト 社長 秋本 嘉三
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